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【雑考】ponzi schemeポンジ・スキームあるいはponzi gameポンジ・ゲームについて

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 ビットコインに関心を持ち、わずかでも資金を入れてみると、いろいろ情報が欲しくなります。国内はもちろん、頑張って海外の主に英語サイトなども読んでいると、ponzi schemeポンジ・スキームあるいはponzi gameポンジ・ゲームという言葉をよく目にするようになりました。

 例えば、Bitcoin Forumでは、クラウド・マイニング・サービスがponzi、scam詐欺などと色分けされています。残念ながら、私が使っているサービスもいくつか、ponziあるいはscamの可能性が高いとされています。

 このポンジという単語。もともと、Charles Ponziチャールズ・ポンジさんという人に由来しているそうです。

ヘッジファンド用語集|ヘッジファンドクルーク -HEDGE FUND KLUG-

(Ponzi scheme)異常に高いリターンを謳って出資者から資金を集め、その資金を使ってその後に続く投資家に利益を配分する、といった資金操作を繰り返す詐欺 の一形態。一種の自転車操業であり、出資を煽って新規の投資家を無限に呼び込まなければ、必ずどこかで破綻する。
 ポンジー・スキームと類似する仕組みとして「ねずみ講」(無限連鎖講、pyramid scheme)が挙げられるが、こちらは上位会員がある金額を支払えば、それを上回る収益をより多くの下位会員から徴収した金額から受け取ることができる 仕組みの団体を作ることで、ポンジー・スキームとは厳密には異なる。
 「ポンジー」の名称は、1903年にイタリアから米国に移民してきたチャールズ・ポンジーに由来する。ポンジーは国際返信用切手を使った取引会社を設立、高配当を謳って数多くの出資者を募り巨額の富を手に入れたが、やがて破綻して当局により逮捕された。

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 ポンジさんの出発点が、アービトラージArbitrage裁定取引だったという点も、興味深いですね。裁定取引は、競取り、さや取りとも言われていて、要は市場マーケットの歪みを利用して儲ける方法です。そういえば昔、PC版のザナドゥというゲームでもアイテムの購入売却で裁定取引ができました(歳がばれるかな)。

 この裁定取引、実は私もビットコインでできないか、考えたことがあります。国内にいくつかある取引所では、現在でも売買価格に結構な差が出るタイミングがあります。市場が成熟すれば、商品の価格差はほぼゼロになりますから、裁定取引はほぼ不可能になります。FXなど外貨ではもう不可能ですね。

 取引所間によってまだ価格差があるということは、ビットコイン市場がまだまだ未成熟だということでしょう。とはいえ価格差はわずかで、うまくタイミングを計りそれなりに大きな原資を回さないと、円への出金手数料などを考慮すれば、ほとんど利益はでないようで諦めました。海外の取引所を使えばまだ可能とみる人もいますが、それには手間もリスクも伴いそうです。

 さて、ポンジ・スキームに戻ります。

 クラウド・マイニング・サービスでも、疑われているところはいくつもある、ということは紹介しました。

 回す資金や参加者にもよりますが、ポンジ・スキームの場合、ネズミ講よりは「回る」「操業する」期間は長く、それでも1年半から2年程度というのが限界いようです。ですので、クラウド・マイニング・サービスは早い者勝ちで、怪しいところは早めに投資、1年以上サービスが続いているところは避ける、というのも考え方、かもしれません。。。って違うか。

 そうではなくて。恐らくほぼあからさまに、ポンジー・ゲームをしているところもあるようです。例えば、

https://investcryptos.com/http://www.cryptorounds.com/http://doublebot.com/

などなど。

 いやいや、これ完全にババ抜きゲームで、どこで自転車が止まるか、面白いといえば面白いというか…。

 こういう雰囲気は1990年代半ばのネット初期にあった怪しさで、個人的には嫌いではないです。でもまぁ、遊びというか投資、投機ではなく博打としてやってみるのも、いいかもしれません!?

treebitcoin.com