【Bitcoinビットコイン】3BTCをクラウド・マイニングで月20%の複利で運用すると?
アインシュタインが「『複利』は人類史上最大の発見」と述べた、というエピソードはどうも確証がないようで(wikipedia)、このエピソードを紹介しているウェブページはどこも、アインシュタインがいつどこでこれを述べたのか、引用元などを提示している例はありません。
それはともかく、「複利」が運用する場合には驚異的なパフォーマンスを発揮し、借用する場合には最悪の契約であることは間違いありません。
ビットコインのクラウド・マイニングの平均的なリターンは月30%程度です。
そこで、仮に10万円およそ3BTCを月20%の複利で回すとどうなるのでしょうか? 毎月、収益の再投資Reinvestmentを繰り返していくとします。
初月の純増数は約0.624BTCです。それをさらに投資に回して・・・を繰り返すと、12回つまり1年間回った時点の、1か月の純増数は4.994BTCとなります。現在のレートで、月15万円の収入です。ここで再投資をやめたとしても、以後毎月、約5BTCが入ってくることになります。
ざっくり、エクセルで計算してみました。
investment | a net increase | |
1 | 3.00000 | 0.6243 |
2 | 3.62430 | 0.7542 |
3 | 4.37852 | 0.9112 |
4 | 5.28969 | 1.1008 |
5 | 6.39047 | 1.3299 |
6 | 7.72033 | 1.6066 |
7 | 9.32693 | 1.9409 |
8 | 11.26786 | 2.3448 |
9 | 13.61270 | 2.8328 |
10 | 16.44550 | 3.4223 |
11 | 19.86781 | 4.1345 |
12 | 24.00231 | 4.9949 |
預貯金や株、債券、為替のように、投入した元本が帰ってくる訳ではないので(一部のマイナーはハッシュの売買もできる)、複利で想像するほどの収益ではないかもしれません。しかし、あとでまとめようと考えていますが、クラウド・マイニングのリターンは、信用できるところほど低い、というある意味当たり前の状況となっていて、低いところでも月20%弱、リスクを承知で高いところなら30%以上で回っていますので、やはり、圧倒的な運用方法です。
もちろん、夜逃げや逃亡の被害に遭わなければ、という但し書きつきですし、また、クラウド・マイニングは契約によっては1年単位ですし、あるいはメンテナンス・フィーが採掘量を上回るというリスクがあります。
一方で、少額でも純増BTCを、月単位ではなく2週間単位、1週間単位、1日単位とより速く回していけば、リターンはより大きくなります。
ビットコインの採掘報酬は、1ブロック50BTCから、3〜4年後には半分の25BTCになるとみられています。難易度もあがるでしょうから(一方で採掘機器のスピードや単価も下がっていく)、甘く見ても、ここ数年が、採掘やクラウド・マイニングで稼ぐ機会かもしれません。
クラウド・マイニングは、毎日サイトが動いていて、払い出しwithdrawがちゃんとあるか、確認するだけの退屈といえば退屈な作業なので、こんな計算で夢を見るのも悪くはありません。
ただし、宝くじやtotoを買うよりは、現実的な夢のある話ではないでしょうか。